木製の引違戸の取替えWEST#355の交換方法
木製の引違戸の取替え WEST355
木製の引違戸でも取替えは可能ですが、カッター又はノミを使って加工しなければならない場合があります。
カッター又はノミが必要な場合もあります。
取外しも取付けも同じ段取りで行います。
まず、内扉の方から取りつけます。外側から内扉用の錠ケースを入れて、2個のビスで仮止めします。
理由は、木製の戸は、アルミサッシのものより戸と戸の隙間(チリ寸法といいます。)が狭いため、戸と戸がすれ違う時に錠の一部が当たってしまいます。
そのために戸の切欠の中に収まるようにします。フラットにすることにより錠の一部は、当たらなくなります。
木製の戸の場合でもチリ寸法が4ミリ以上ある場合は、切欠の中に収めなくてもかまいません。
必要に応じて、外の戸も加工しましょう。
<参考>アルミサッシの引違錠の交換方法
次に、扉を交差させて部屋内側の既存の鍵を取り外します。上のビスを外したら、下のビスも外します。
この時点で、部屋内の鍵は外れます。
部屋内側からビスをゆるめていきます。
次に、切欠きの寸法を確認します。
下左図のように、高さ=110~125mm、横巾=20~23mmであれば「切欠きの調整」用のスペーサーは不要ですが、高さ=110~150mm、横巾=20~26mmであれば「切欠きの調整」用のスペーサーをご使用下さい。
詳しくは、こちら
下の写真のようにはめ込みますが、特に、この「扉厚の調整」用のスペーサーは、鍵を取りつけが完了し、調整も終わったが、うまく鍵が施錠できない場合に使います。
その理由は、外の扉と内側の扉の隙間(チリ寸法)が7mm以上あるために、カマタイプの錠がうまく引っかからないためです。
まず、外扉の方から取り付けます。
内側から外扉用の錠ケースを入れて、2個のビスで仮止めします。
内側から内扉用の錠ケースを入れて、2個のビスで仮止めします。
左下の写真がセットピンです。
これは、外扉と内扉の錠ケースが同じ高さ(位置)になっているかを確認することができるピンです。
部屋内から内扉用錠ケースをよくみると、錠ケースの下から6.5mmあたり(「ひらく」の文字の上)に約2mmの穴が開いています。ここにセットピンを入れてください。外扉と内扉の隙間をマイナスドライバー等を使って、少しだけ隙間を拡大しましたら、その状態のままで覗きこみます。そのセットピンが右の写真のように外扉用の錠ケースの穴にスムーズに入っていることが確認できればOKです。この位置で外扉と内扉の錠ケースのビスを締付けます。
一応これで完了ですが、試験的に部屋内から施錠してみます。うまく施錠できないときは、「4.【重要】扉の厚みの調整には・・・」のところを思い出してください。
一度取外して「扉厚の調整」用のスペーサーを入れて外扉と内扉の錠ケースの隙間(チリ寸法)が4~7mmになるようにして下さい。
比較的簡単に交換できますが、
困ったときは、お気軽にご相談ください。 現場の経験豊富な店長が、良きアドバイスと交換時の注意点など的確にご案内いたします。
E-Mail : shop@kagiyasan.jp
電話 : 072-764-8811
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